お知らせ
最近のCAS4🄬の解析例の紹介
多段ミル(12段XAミル)での箔材のミル出側板形状と各ロール変形量、面圧分布
これまで専ら実機実験結果に頼っていた箔圧延の世界ですが、CAS4🄬解析により箔圧延でのあらゆる圧延情報が得られます。
以下図.1の拡大図はページ最下部の「拡大ボタン」をクリックしてください。
(さらに拡大したい場合はCtrl キーを押しながら + キーを同時に押して好きなサイズに拡大ください。)
図.1 12XA Mill でのIMRシフト量変更の場合の解析例(材料ヤング率E=19,694kg/mm2一定の例 )
【計算条件と計算結果】No.1(赤)IMRロールがFLATロール(片側テーパ無し)、No.2(黄緑)IMR片側テーパ有りで、テーパ肩部位置と板幅端位置を一致させた場合、
No.3(青)IMR片側テーパ有りで、テーパ肩部を板幅内45mm中にシフトさせた場合の3ケース。
⇒出側板クラウンが凸から凹に変化、上下WR間はKISS 圧延です。
図.2 12XA Mill でのミル出側板形状(I-UNIT値)の解析例
図.1と同じ条件での計算結果です。
【計算条件と計算結果】No.1(青)IMRロールがFLATロール(片側テーパ無し)、No.2(茶色)IMR片側テーパ有りで、テーパ肩部位置と板幅端位置を一致させた場合、No.3(灰色)IMR片側テーパ有りで、テーパ肩部を板幅内45mm中にシフトさせた場合の3ケース。
⇒出側板形状が端伸びから中伸びに変化していくのが分かります。特に,NO2の条件ではほぼ完全矩形となることが分かります。
【補足】
1.図.1はCAS4🄬の機能の中の標準A3出力図の例です。Input Dataの中の計算CASE NAME(上の表の最左端に記載あり。)だけをInput(最大10CASEまで)することにより、簡単に作図できます。
2.図.1 の中の配置位置と作図内容は下記表.2 の通りです。
(注)分割BUR、分割SRの変位は設定押込み位置からの変位です。(今回SRのΔZ=0.mm)